3月決算企業の第3四半期決算も先週で終わりましたが、日本経済新聞の集計によると2016年4-12月期の上場企業の経常利益は前年同期比で5%程度の減益となりましたが、4-9月期の二桁減益からは減益幅が縮小しました。そして中間時点で小幅な減益予想だった通期の見通しも小幅な増益予想となっています。

こうしたなかこの第3四半期決算で通期の営業利益を上方修正した企業も少なくありません。そしてそのなかには上方修正で一桁増益が二桁増益となり最高益更新の確度が一段と高まった銘柄もみられます。

例えば三菱地所 <8802> では上方修正で8%余りの一桁増益予想が11%を超える二桁増益予想となり、2008年3月期以来9年ぶりに最高益を更新する見通しとなっています。

◆上方修正で一桁増益が二桁増益となり最高益更新の確度が一段と高まった主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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