天皇陛下の譲位への対応などを検討する安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の次回会合が3月15日に開催されることが22日、分かった。有識者会議関係者が明らかにした。譲位後の天皇の呼称や活動のあり方などについて意見交換する見通し。
有識者会議は1月、天皇陛下の譲位を「一代限り」とする方向性を強くにじませた論点整理を公表。2月13日に会合を開く予定だったが、国会での議論に配慮して延期していた。
首相は22日夜、有識者会議の座長を務める今井敬経団連名誉会長らメンバー6人と公邸で会食した。出席者によれば、首相から「これまでご苦労さまでした。今後もよろしく」との激励があったという。