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コパカバーナからチチカカ湖の太陽の島へ/ペルー旅行!プレインカの神殿遺跡も観光

太陽の島、民芸品売り先住民ボリビアのコパカナーナからもチチカカ湖の島へ行けます。特に太陽の島はインカ発祥の地として神聖視されてました。標高約3800m。この時期、昼は暑くて夜はかなり寒かったです。

ゆめぽろ(@yumepolo)です。こんちはっ!


クイズ!ゆめぽろ丼(解答は本文中)。ティティカカ湖周辺には紀元前6000年頃から既に文明が興っていたと言われています。太陽の島では大人も子供もリャマ君ものんびりと暮らしていました。島の子供はある遊びに夢中でした。さてその遊びとは何でしょうか?

2008/7/7の昼前、プーノからの長距離バスで到着。ペルーの出国は問題なかったけど、ボリビアへの入国は担当者の事務処理が遅くて時間がかかりました。おまけにパスポートコピーを持ってても、そばのコピー屋でコピーしろと言われたり。それでもなんとか全員の手続きが終わると、同じバスで出発しました。
コパカバーナに着くとすぐに旅行会社や船のチケット売ってる店を回って、太陽の島への乗船券を購入しました。バックパックも預かってもらえました。13:30発、10ボリビアーノ(約150円)。船は中型モーターボートで乗客は欧米人とイスラエル人の観光者ばかりでした。特に船に上はこの観光客ばかりだったので満員で登れませんでした。でもかなり太陽光がきつくて暑かったので屋根付の船内で良かったかも。船頭のおっちゃんは先住民風で、足で舵取りしてしてました。
コパカバーナの街並み コパカバーナの街並み 太陽の島への船頭は足漕ぎ
太陽の島はインカ帝国の創設神話で初代皇帝マンコ・カパックと、その妹であり妻のママ・オクリョが共に降り立った場所だと言われています。そこから旅を始めてインカ帝国が築かれていったとか。ちなみにマチュピチュの3つの窓には、もう1つ違った創設神話があります。
約1時間半でIsla del Sol(太陽の島)に到着。船着場に入るまでに、島の裏?にあるプレインカ遺跡(インカ以前)の前を通って船の上から見せてくれました。そして上陸。すぐに階段があるので登っていくと島の上部や反対側へも行けるようです。翌日の船の時間(10:30)を調べてからすぐに、上からのティティカカ湖の眺めが良いと聞いてたので階段を登って行きました。
ここもやはり標高3800mを超えているので、荷物は軽くても登りは楽ではなかったです。ツアー客などはガイドに着いて行くのに大変そうでしたが、私は個人で来てたので途中の民芸品売りおばちゃんに挨拶したり土産物を買ったり、やせ細ったリャマを眺めたりしながらマイペースで登れたのは良かったです。それでも20分くらいで、とても眺めの良い場所に出ます。
イリャンプー山は雪化粧 太陽の島 太陽の島の階段
宿はそこらへんにたくさんあります。ティティカカ湖の眺めが良くて、値切り交渉にも応じてくれたHostal ILLANPUに決めました。2人1部屋で40ボリビアーノ(約600円)。この宿からは日の出がとてもきれいに見れます。夕陽はもう少し登った場所から反対側に見えるのでそちらの宿もいいかも知れません。私は朝暗い中登りたくなかったので宿はこちら側(朝陽側)にしました。
まだ16時過ぎだったので周辺を探索してみることにしました。当たり前ですが自動車も全く走ってないので静かで空気がきれいです。そしてティティカカ湖の何と美しいことでしょうか。道を歩いてるとインディヘナのおばちゃんや子供達とすれ違うたびに「Hola。オラッ」と挨拶します。もう慣れて自然に声が出ますが、中南米では会った人全員と挨拶をするこの習慣がとても気に入りました。
太陽の島からチチカカ湖 太陽の島からチチカカ湖 太陽の島、凧揚げの子供達
日本でも田舎の方へ行くとそうなのでしょうか。残念ながら中南米でも日本の都会と同様に、都会では眼も合わせませんが。インディヘナのおばちゃん達は家の前へ民芸品を並べて商売しています。全て自分や家族が編んで作ったものです。クッションカバーがお手頃で買おうと思ったけど、好みの柄がなくてあきらめました。そうすると売り子のおばちゃんやおばあちゃんは、とても悲しそうな顔をします。それに負けそうになります。
子供の売り子もいます。ペルーやボリビアでは、ぼろぼろの服で寂しそうな顔で近づいてくる子供の売り子が多いのですが、この島の子供はみんな笑顔でした。風呂敷を担いで来て私の目の前で広げて、いきなり「これが欲しいの?」と大きなアルパカ人形を渡してきた女の子にはびっくりでした。でもかわいかったし、購入したら写真を撮らせてくれるとも約束してくれたので、更に大きなアルパカ人形と手袋を買いました。15ボリビアーノと10ボリビアーノ(計370円)。
太陽の島、凧揚げの子供達 太陽の島、荷物運ぶロバ君 太陽の島、美しい夕陽
まんまと商売上手に引っかかったわけですが、こんな大きなアルパカ人形は他の町ならもっと高いので満足でした。それに写真撮影は売り子の女の子だけでなく、地元の子供が集まってきてみんなで記念撮影まで出来たのでうれしかった♪です。子供達はその後も日没まで、凧揚げとかして遊んでいました。ストレスがないのはいいことだけど、学校とか勉強とかは大丈夫なのかなと心配してしまいます。
ボリビアが資源国なのに貧乏なのは「教育」が足りないからだと聞いたことがあります。確かに字をかけないインディヘナおばちゃん、昼間もアルコール飲んでるおじさん達、午前中から仕事させられてる子供達にはいっぱい会いました。教育を受けて忙しくなっても幸福になるわけではないけど、人や他国に騙されないだけの知恵は必要だと思います。
太陽の島、美しいサンセット 民芸品売りの子供と友達 トルーチャ定食おいしい
実際ボリビアは何度も戦争に負けて、チリやアルゼンチンなどに資源地を横取りされています。それによって海岸沿いの町がなくなり、南米唯一の海のない国になってしまいました。太平洋にいた海軍は解散すればいいのに、今もティティカカ湖に存在するそうです。そんなのペルーと戦争した場合のプーノ近くでしか使えないのに何を考えているのでしょうか?不思議な国ボリビアです(^^;
さて太陽の島の頂上では、日没まで子供達が遊ぶ様子やリャマ・羊の放牧などを眺めてのんびりしていました。リャマやロバは荷物持ちにも使われてて、おばちゃんや子供に叩かれてばかりいたのでかわいそうでした。標高6300mを超える、雪をかぶったILLANPU(イリャンプー山=イジャンプー山)も見えてきれいでした。サンセット(夕陽)は18時過ぎでした。
ただ山の上からの夕陽は、向こう側の山に隠れていくのが残念でした。本当はティティカカ湖に沈んでいくのを見たかったので。違う場所からならそれを見れたのでしょうか。日が沈むとお腹が減ったので、すぐ前にあったレストランに入りました。Trucha(トルーチャ。ニジマス)を食べれるか聞いたら1時間後に来いと言われました。その辺で待ってると魚売りが来てトルーチャを買ってました。新鮮なのかなー。
太陽の島からチチカカ湖 太陽の島、先住民とロバ 太陽の島、先住民とロバ
外で待ってるとかなり寒くなってきました。標高が高いので昼夜の気温差が半端なく大きいのです。1時間も経たないうちにお願いして食堂に入れてもらいました。Trucha Al Ajo(トルーチャのにんにく焼き)には、スープ、ポテトフライ、野菜、ライス、パン、コカ茶が付いてて、20ボリビアーノ(約300円)。ボリビア水準では高い方だけど、とてもおいしかったので満足満足♪。本当はペヘレイという魚も食べたかったけどもう少し高かったです。
でも満腹にはならなかったので、近くのKiosco(キオスコ。商店)でバナナ3つとチョコを計3ボリビアーノで購入して宿へ帰りました。街灯はないので真っ暗です。懐中電灯は必携です。
太陽の島、美しい日の出 太陽の島、リャマと朝陽 太陽の島、美しいサンライズ
7/8は、朝7時頃に日の出でした。今回はほぼティティカカ湖から昇ってきました。正確には陸地の下からでしたが、ほぼ湖からです(しつこい?)。夕陽よりもきれいだったので、こっち側の宿を選んで良かったと思いました。でも頂上にある宿(トルーチャを食べたとこ)なら両側を見れたのかも。朝陽をバックにして、昨日女の子から買ったアルパカ人形も写してみました。
朝食には昨日買ったバナナと、サルティーニャと呼ばれる、野菜や肉を挟んだ調理パンのような揚げ物を食べました。ボリビアではよく見かけるファーストフード?です。アルゼンチンのエンパナーダスにそっくりです。そして朝のティティカカ湖も眺めました。ペルー側でもそうですが、私は朝のティティカカ湖の方が空気が澄んだ感じで好きです。
散歩してると、子リャマが道端で転がり回っている姿に遭遇。虫がかゆくて砂浴びでもしてたのでしょうか。私の気配に気づくとリャマはあわてて立ち上がり、何事もなかったように歩いて行きました。照れ隠しのようでかわいかった♪です。それから遺跡があるという裏側へ行ってみようと思って山を登りました。頂上付近では何か発掘作業してるおじさん達がいましたが、遺跡っぽくなかったので先に登りました。
太陽の島、砂浴びリャマ君 太陽の島、リャマ君 太陽の島、若返りの泉
頂上に登って反対側を見ると、かなり降りるのに時間がかかりそうだったのであきらめて宿へ戻ることにしました。帰りのボートの時間にもぎりぎりでしたし。宿で荷物をまとめてから昨日登って来た道を降りました。下りは楽でした。途中、 LA FUENTE DE PIEDRA(インカ時代の石造り(若返り)の泉)にも寄ってみました。朝なので地元民が次々に水を汲んでました。写真撮影なら夕方の方がいいかも。
この泉の水はその名のとおり、飲むと長生きすると言われていますが……日本人は世界一潔癖体質だと言われてるらしいので、時間に余裕ある人以外は飲まない方がいいかもしれませんね(^^;。10:30までに船着場へ降りました。下にはチケット売り場がありましたが、20ボリビアーノで行きの倍もしたので買うのを悩んでしまいました。後で考えると10ボリビアーノはたった150円。
まぁ船がないならもう1泊してもいいかなという軽い気持ちで違う船を待ってみることにしました。実際、私と同じようにチケット屋で買わずにもっと安い船を待ってるような旅行者もいました。20分くらい待つとそれっぽい船がやって来たので交渉すると、15ボリビアーノを12.5まで下げてOKをもらいました。もちろん他の乗客たちには内緒でという約束で。でも行きの船以上に満員でした。
太陽の島からチチカカ湖 太陽の島、太陽の神殿遺跡 太陽の島、プレインカ遺跡
ラッキーなことにこの船はツアー会社のものだったらしく、出航してまもなくTemplo del Sol(太陽の神殿)というプレインカ遺跡に寄るために上陸させてくれました。この島へ入る時に見た遺跡だと思います。約30分自由時間、少し登った場所にある遺跡を見学に行きました。私はとっとと登って遺跡のそばまで行ったのですが、そのすぐ後からインディヘナおばちゃんが入場チケットを売り出しました。
私も買うように言われるかなぁと思ったけど何も言われず助かりました。船賃に入ってたのかも知れませんが。遺跡じたいはとても小さなものだったのですぐ見終わりました。インカ以前に作られたわりには、今もしっかりした造りのままで地震とかにも耐えてきたのでしょう。インカのような隙間ない石組みではありませんでした。リャマを連れてて写真撮影で商売してる子供もいました。
船に戻って出発。1時間半もしないうちにコパカバーナへ戻ってきました。すぐにボリビアのラパス行きバスを探しました。そして公園前で客引きしてる大型バスが一番安かったし、20分おきくらいに頻繁に出てたので乗り込みました。25ボリビアーノ(約370円)。
太陽の島、乗り切れない船 チチカカ湖を渡るバス チチカカ湖、バスの渡し船
バスは出発して約1時間後に、乗客全員が降ろされました。一体何事だろうと思っているとティティカカ湖の向こう岸へ渡る必要があるのだそうです。変な話なのですがこのまま陸路でボリビアに向かうには、ペルーへ入国する必要があるため、渡し舟でバスごと向こう岸へ渡すのです。乗客は人間用の船に乗るため、チケット売り場に並んで買う必要があります。1人1.5ボリビアーノ(約20円)です。
それにしてもバスの渡し船は本当にすごく心配になるくらいです。今まで沈んだバスはないのでしょうか。もし沈んだらバックパックの荷物は全滅ですね。恐ろしい!。幸い無事に人もバスも渡り終えて、再び出発しました。そしてボリビアの首都ラパスに到着したのは、夕方18時前でした。
コパカバーナのカテドラル コパカバーナ、食事スープ コパカバーナ、トルーチャ
2008/7/15、ペルーのピサックの仮面祭り(写真ブログ)を見るためにラパスからクスコへ向かいました。その時にコパカバーナでバス乗換え時間があったので、この町で見忘れてたカテドラルを見ました。思ってたより見事でびっくりでした。そして昼食には近くの食堂で、トルーチャのフライ、スープ、ポテトフライ、サラダ、ライスのセット定食を食べました。20ボリビアーノ(約300円)。太陽の島の方がおいしかったです。
7/18、クスコからラパスへ戻る途中にも、コパカバーナに寄りました。民芸品店でリャマ人形を3つも買ってしまいました。その後、バスの渡し舟にも乗ってラパスへ戻りました。
と言うわけで、クイズ!ゆめぽろ丼の答えは「凧揚げ」でした(^^)/
Gracias(グラシアス。スペイン語)「(最後まで読んで頂き)ありがとうございます」、
Buenas Noches(ブエナス・ノチェス)「おやすみなさーい」(-_-)zzz「コテッ」

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