麻生太郎財務相は13日の閣議後会見で、トランプ次期米大統領が大統領選後初の会見で貿易赤字の相手国として日本を名指しし不満を表明したことを受け、「日本側の対米投資や日本企業による雇用創出などの数字が(新政権の)耳に入るようにしないといけない」と述べ、米国での貢献度をアピールすべきだとの認識を示した。
トランプ氏は会見で、貿易赤字をめぐり日本のほか中国とメキシコを指弾。これに対し麻生氏は「米国の貿易赤字は中国が一番で、半分を占めている」と指摘。その上で「日本やメキシコよりドイツの方が(米国の赤字は)上ではないか。なぜドイツが出ていないのか」と疑問を呈した。