「お土産に使えないなんて」…『直虎』商標、誰のものか 浜松市が特許庁に異議

2017.1.2 21:13

新商品に使われている浜松市のキャラクター「出世法師直虎ちゃん」
新商品に使われている浜松市のキャラクター「出世法師直虎ちゃん」【拡大】

 今年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送開始を前に、舞台となる浜松市が「直虎」の商標をお土産品などに自由に使えず頭を抱えている。主人公は井伊直虎だが、他の地域にも「直虎」の名の歴史的人物がおり、既に商標が登録されていたためだ。浜松市と地元の商工会議所は「一つの地域が独占すべきではない」と特許庁に異議を申し立てている。

 登録したのは浜松市の会社のほか、長野県のみそ醸造会社。長野の会社が念頭に置いたのは長野県須坂市の藩主「堀直虎」だった。平成29年に没後150年イベントが開かれるのに合わせて地元のPRに役立てようと27年12月に出願し、登録された。「異議申し立ての文書が届いた時には寝耳に水だった」と驚きを隠さない。

 特許庁は、フルネームばかりでなく名前の一部でも「家康」のように大半の人が人物を特定できる場合は商標の登録を控えているが、「直虎」は特定の人物を示さないと判断したようだ。

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