大地震の経験から生まれた「1時間で組み立てられる家」

災害を想定して設計された簡易シェルターです。

機能や携帯性は特筆すべきものがあります。

被災地ではもちろん、アウトドアでも活躍する!?

厚さわずか「30cm」
持ち運びもラクラク

パーツが閉じている状態の厚さは30cm。

縦横4m×2mで、セミトレーラーで運搬すれば一度に24戸ものシェルターを用意できます。

組み立ては「1時間」でできる

誰にでも簡単に設置でき、高さ2.5mの小さな部屋へと早変わりします。

コンセプトデザインのため、現在はパートナーを探しているところ。

想定されている生産コストは$2,500ドル(約30万円)ほど。

今後は低コスト化も期待されています。

火山岩が織り込まれた生地で
「耐久性・耐候性」もある

ルックスも人気。テントとして使いたいという声もあります。

天井は換気できるようになっているし、光も入ります。水を集める機能もついています。

壁に使用されているシートには、トルコに豊富にあるパーライト(火山岩)がキルト生地のように織り込まれており、耐熱・耐候性も。

開発の背景にトルコ東部大地震

最後にちょっと真面目な話を。

このシェルターが開発された背景には、2011年のトルコ東部大地震があるそうです。多くの家屋が破壊され、ホームレスになった人も少なくなかったとか。

その経験をもとに、トルコにあるデザインオフィス「Designnobis」が開発したのがこちら。運びやすく、組み立てやすく、頑丈となれば、いわゆる仮設住宅のような役割をしっかりと担ってくれそうです。

Licensed material used with permission by Designnobis

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。