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ビジネス英語に悩む人、必読!『同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル版』関谷英里子

ビジネス英語に悩む人、必読!『同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル版』関谷英里子

ビジネスパーソンの方で「ビジネスで英語を使いたい」「ビジネス英語をもっとブラッシュアップしたい」という方は少なくありません。

毎年1月もしくは4月には、ビジネス誌で「今年こそ英語!」的な特集が多く組まれることからも、ビジネス英語修得のニーズの高さが伺えます。

今回ご紹介するのは、アル・ゴア元アメリカ副大統領や、マーク・ザッカーバーグ(FacebookのCEO)など、世界の著名人に信頼されるカリスマ同時通訳者、関谷英里子さんの最新刊『同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳 エッセンシャル』です。

 

当ブログでは、何度か関谷さんのご著書や講演を取り上げています。
以下より当ブログでの関谷さんに関する記事一覧をご覧いただけます。

※本書は、『ビジネスパーソンの英単語帳』と『ビジネスパーソンの英単語帳+70』から最重要単語を厳選して解説・例文ともに大幅改定し、新語およびコラムを書き下ろした「エッセンシャル版」です。(P.19 但し書きより)

 

目次

「エッセンシャル」に込めた思い

冒頭にある「携書化によせて」では、本書の元になっている『ビジネスパーソンの英単語帳』の刊行から7年経った現在の関谷さんの思いが綴られています。

NHKラジオ「入門ビジネス英語」の講師を務められていた頃のことや、スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得されたことなどが書かれていますが、特にスタンフォード留学当初のうまくいかなくて悩んでいた、というエピソードが印象的でした。

関谷さんでも「思いがうまく伝わらない」と悩んだり落ち込むことがあるのだ、というのは意外でしたが、その時期を経て、物事の「本質」にフォーカスすることの大切さに気づいたそう。

難しくてなじみのない単語はなかなか覚えられないし、いざ苦労して覚えたとしてもすぐに忘れてしまいます。あるいは使わないままわすれてしまうこともあるかもしれません。
ただ大量のインプットを良しとするのではなく、ビジネス英語の「エッセンシャル(本質)」を究めよう――それが今回の書籍執筆の動機です。そんな思いから<エッセンシャル>というタイトルをつけました。

(P.5より抜粋)

イメージとセットで覚える英単語

本書に掲載されている52単語は、どれもさほど難しくないものばかり。
中学・高校で習う単語も多く、「インパクト」や「ポテンシャル」など、日本でも日常的に使われるものも含まれています。

しかし、ビジネスで使われる場合、相手にどのような印象を与えるのか?まで考えたことがある人は、少ないのではないでしょうか。

例えば「ILLUSTRATION」という単語。
日本語では「イラスト・絵」という意味だと理解している人が多いはず。

でも、実は「事例、説明、例証」という意味もあるです。知っていましたか?

「例」を英語にすると「EXAMPLE」を思い浮かべると思いますが、「ILLUSTRATION」を使うことで、より洗練された表現になるとのこと。

 

本書は見開き2ページで1つの単語を扱っており、左のページには単語をイメージするイラストが掲載されています。


イラスト例

関谷さんは『えいごのもと―60単語で「イメージ力」を身につける』というご著書も書かれていて、単語のイメージとセットで覚えることを推奨されていますね。

決定版!英語の4技能を学ぶ方法はコレ!

これまで、日本における英語教育は「読む・書く」スキルに重点を置き、「聞く・話す」スキルはあまり取り上げられてきませんでした。

しかし、最近はこの教育が見直され、「聞く・話す」スキルも含めた「英語の4技能」をバランスよく身につけることが重要である、といわれるようになりました。

TOEICにも「TOEIC S&M」というスピーキングとライティングのスキルを測るテストができたのも記憶に新しいです。

本書の書きおろしコラムでは、この4技能について、関谷さんの学習方法や心構え、スマホアプリなどが紹介されています。

幾つか引用してみますね。

●英語の会議での心構え
(中略)
英語の会議では、「必ず一度は発言する」と心に決めてください。
(中略)
一度発言するために候補の言葉のシミュレーションを2つ、3つ準備した上で、会議にのぞむ心構えをお伝えします。
(中略)
心構え2は「発言は2番めか3番めまでにする」です。会議中に一度は発言すると心に決めたからには、早めに発言しておきましょう。

(「シミュレーションと実践練習でスピーキング・スキルが大幅アップ!」P.103-104より抜粋)

原書を1冊まるごと読むのはかなり負担が大きいので、最初は英字新聞の1記事を読む、など小さなことから積み重ねていきましょう。
その際、まずは自分の仕事に関する業界記事やグローバルサイトをおすすめします。すでに基礎知識がある場外で英文を読むことで理解が深まります。また、経済・時事関連のニュースもビジネスパーソンとしておさえておきたいですね。

(「仕事に関わるものを読めば一石二鳥 リーディング・スキル上達法」P.137より抜粋)

上記では引用しませんでしたが、おすすめのニュースサイトやTwitterアカウントも紹介されています。

ココまで公開しちゃっていいんだろうか……と思ってしまうくらい、超実践的なアドバイスになっているので、あとは自分で頑張るのみ!ですね!


■編集後記■

本書は版元のDiscover21社さまよりご恵贈いただきました。ありがとうございます!

著者の関谷さんと初めてお会いしたのが、本書の元になった『カリスマ同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳』の出版記念イベントでした。
もう7年も経つんですね〜!


【目次】
携書化によせて
はじめに
本書の使い方
PART1 簡単なのに「この人デキる!」と思わせるキラー英単語
PART2 相手の心にしっかりササる、インテリジェント英単語
PART3 1語で評価がぐっと上がる、オフィシャル英単語
PART4 前向きに周りを鼓舞するリーダーのための英単語
PART5 知らずに使うと損をする!? NGワード&フレーズ12
おわりに
索引

 

■関谷英里子さんの著書一覧

 

 

 

 

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