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「兄」をもしのぐ勢い 三代目J Soul Brothersの魅力

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2014年末の「第56回日本レコード大賞」で大賞に輝き、2015年1月28日発売の5thアルバム『PLANET SEVEN』は初週だけで50万枚を超えるビッグヒット。さらに初の単独ドームツアーも控える三代目J Soul Brothers。EXILEの前身グループの名を引き継ぐ、いわば「EXILEの弟分」としてデビューした彼らが、気が付けば"兄"をしのぐ勢いで人気を拡大している。

切ないバラードが持ち味

彼らのブレークは、1曲のメガヒットや1人の人気者が決定づけたものではなく、4年間積み重ねた活動がここへきて結実してきたものだ。その中でも転機となったポイントをいくつか挙げてみよう。

2010年に開催されたオーディションを勝ち抜き、三代目のボーカルに収まった今市隆二と登坂広臣。もともと2人が得意としていたのは、切なくて憂いのある歌謡曲寄りのメロディーライン。そのため、「2人の声が輝きやすい楽曲として最初に選ばれたのが、彼らが見いだされたオーディションの課題曲でもある『Best Friend's Girl』だった」と所属事務所・LDHのクリエイティブA&Rディレクターである佐藤達郎氏は振り返る。

2010年11月発売のデビュー曲は話題性もあり、オリコン週間チャート3位と好スタートを切った。しかし、得意分野である切ないバラードでこれを上回るまでに、その後2年近くを要する。

最初のターニングポイントとなったのが、2012年8月発売の7thシングル『0~ZERO~』。発売翌月から始まる初のアリーナツアーのセットリストをイメージして、それを補強する4曲を詰め込んだ。

「自分たちらしいライブができる曲をみんなで考えようというHIRO(EXILEのリーダーでLDH社長)さんの提案の下、ツアーキックオフシングルと位置づけ、ライブでの役割をそれぞれ持った4曲を制作しました」(佐藤氏)

「パッと咲いて/シュンと散って」と歌うリード曲の『花火』は、女性目線で書かれた叙情的で切ない夏の恋を、憂いのあるメロディーに乗せた、彼らの真骨頂とも言えるバラード曲。年末のNHK『紅白歌合戦』にも初出場してこの曲を歌い、ぐんと知名度を上げ、カラオケの定番曲にもなった。『0~ZERO~』はシングルでデビュー以来初めて10万枚を突破した。

さらに2曲目に収録された『(YOU SHINE)THE WORLD』が、次のターニングポイントへの布石になっていた。サビの前にプリフックを置き、サビは音だけで盛り上がるという、世界的に流行中のEDM(Electronic Dance Music)スタイル。サウンド的にもボーカル的にも冒険だったが、ツアーでは最大級の盛り上がりを見せた。得意分野での代表曲である『花火』の誕生と同時に、次の"引き出し"も用意された。

EDMが第2の代表曲に

この経験が後押ししたのが、第2のターニングポイントである2014年夏の『R.Y.U.S.E.I.』のヒットだ。日本的EDMスタイルにすり寄ることなくシングル化に踏み切れたのも、前述の『THE WORLD』のライブでの反響に自信を持てたからこそ。「ELLYによるキャッチーな振り付け(横一列でのランニングマン)も、初めて海外で撮影したスケール感あるミュージックビデオも一役買ってヒットは増幅した」(佐藤氏)。

YouTubeではビデオの再生回数が1600万回超え。学生から看護師まで振りまねの投稿も相次いだ。シングルで初めて20万枚を突破。『0~ZERO~』で10万枚を超えてから再び2年近く経過していた。

このヒットに重なるように、2014年春以降に急増したのが、メンバー1人ひとりの露出だ。同年4月から『バイキング』(フジ系)でNAOTOがレギュラーMCを開始すれば、同12日にELLYと岩田剛典が出演した映画『クローズEXPLODE』が封切られた。8月には登坂が能年玲奈の相手役を演じた映画『ホットロード』が公開され、ヒット。10月からは連ドラ『ディア・シスター』(フジ系)に岩田が重要な役どころで出演した。

ほかにもメンバーの個人活動は各方面で活発化している。彼らの音楽に触れる機会のなかった層にも顔と名前が浸透し、新しいファンをつかみ始めたことも、第3のターニングポイントと言えるだろう。

勢いは2015年を迎えた今もなお続く。ニューアルバムでまた一段ステップアップし、単独でのドームツアーを成功させる頃には、「EXILEの弟分」の呼び名を返上しているかもしれない。

(ライター 日高郁子)

[日経エンタテインメント! 2015年2月号の記事を基に再構成]

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