世界最大の露天風呂・ブルーラグーン。
火山の国・アイスランドならではの魅力のひとつが温泉。首都レイキャビクから車で40分ほどの距離にある「ブルーラグーン」は、アイスランドで最も有名な温泉だ。広大な溶岩大地に囲まれた世界最大の露天風呂は、約5,000㎡の面積を誇り、むしろ湖と言ったほうがしっくりとくる。自然が創造した温泉ではなく、地熱エネルギーを利用して人工的に造られたもので、隣接する地熱発電所が地下2,000mから汲み上げた地熱水(240℃)が原水。塩分やケイ素などのミネラルを豊富に含む青味がかった乳白色の湯は、湿疹やアトピーなどの皮膚病の治癒に効果がある。また、このところオーロラの当たり年が続いているが、ブルーラグーン周辺も有名な鑑賞スポット。運が良ければ温泉に浸かりながらオーロラを見る!なんていう夢のような話もあり。
ブルーラグーン (Blue Lagoon)
240 Grindavík, Iceland
TEL/+354-420-8800
料金/(9月~5月)35ユーロ~、(6月~8月)50ユーロ~(2015年12月現在)
※2016年1月5日~21日は工事のため休業。
豊富な天然ミネラルの効果で美容も健康も。
見渡す限りの黒い溶岩に囲まれた独特の景色の中での温泉体験は、とにかく開放感が心を癒す。美や健康を保つ成分として注目されるケイ素を多く含むため、湿疹やアトピー性皮膚炎などの皮膚病に効果があるだけでなく、美肌効果もかなり高い。天然ミネラルを含んだオリジナルオイルを使って、湯の中で施されるマッサージはまさに至福の時間。沈殿している白い泥「シリカ」をすくって自身で顔に塗れば簡単フェイシャルパックの完成。併設された治療施設「ブルーラグーンクリニック」に滞在する湯治客も多く、ブルーラグーンを無料で利用できる上、マッサージルーム、フィットネスセンター、インドアプールとクリニック専用のミニ・ブルーラグーンがある。
真っ白な雪に覆われたおとぎの国のような街。
冬のレイキャビクは、雪の間から北欧らしいカラフルな屋根や壁が顔をのぞかせ、まるでおとぎの国のよう。高い建物はほとんどなく、街のどこにいてもシンボリックな「ハットルグリムス教会」が見える。41年の歳月をかけて完成したアーティスティックな外観の教会は、アイスランドで最も高い建築物だ。海沿いの「ハルパ」は、1万枚もの窓ガラスを幾何学模様に組み合わせたデザインが斬新なコンサートホール。設計は「光の巨匠」と呼ばれるデンマークの建築家、へニング・ラーセン。人口はわずか18万人で、首都としてはかなり小さな町だが、演劇、音楽、アートなどの文化活動が盛んだ。特に音楽はビョークやシガー・ロスといった国際的なアーティストも輩出している。音楽好きなら、有名なレコード店12 Tonarやライブハウスに足を運んでみるのもおすすめ。
ハットルグリムス教会 (Hallgrímskirkja)
Skólavörðuholti, 101 Reykjavík 101, Iceland
TEL/+354-510-1000
料金/大人700クローナ、子供100クローナ ※展望台の料金、入場は無料。(2015年12月現在)
レイキャビクで最も人気のアパートメントホテル。
見どころの多いアイスランドは、滞在型ホテルがおすすめ。首都レイキャビクの中心に位置する「ブラックパール」は、2013年にオープンした近代的なアパートメントホテル。サービスのクオリティの高さは既に市内でもトップクラス。白を基調としたシンプルモダンなインテリアの評価も高い。寝心地のいいベッド、床暖房付きの大理石フロア、最新の調理器具が備わったキッチン、便利なランドリーと、暮らすようなステイが可能だ。ハットルグリムス教会やアイスランド国立博物館、ハルパ・コンサートホールなどの観光スポットは徒歩圏内。フィッシュマーケットの周辺には美味しいレストランやおしゃれなバーが点在し、レイキャビクの魅力を満喫できる。
ブラック パール (Black Pearl)
Tryggvagata 18A, 102-101 Reykjavik, Iceland
TEL/+354-527-9600
料金/1室1泊396ユーロ~(2015年12月現在)
Yuka Kumano