自然の中でお抹茶をいただく。
四季折々のお花がみられることでも有名な鎌倉ですが、この時期は瑞々しい竹も見逃せない。ということでまず向かったのは、鎌倉随一の竹林を有する報国寺。本堂裏には約1000本の竹庭があり、非日常的な風景が広がっています。竹庭の奥にある茶房「休耕庵」にて、静寂の中に響く鳥の声を聞きながら、木漏れ日が差し込む竹庭を眺めてお抹茶をいただけば、心安らぐ時を過ごすことができます。
建長寺で禅の世界に浸る。
鎌倉の寺社のなかには座禅や写経を体験できるスポットがちらほら。今回は鎌倉五山第一位の建長寺にて写経を体験してきました。こちらのお寺では方丈庭園(写真右)に面した龍王殿にて、美しいお庭を眺めながら写経をすることができます。心を込めて書き写していると、自然と集中力もアップ。あっというまに1時間が経ってしまいました。
ランチは老舗のビーフシチューを。
写経に集中してお腹がすいたら、ビーフシチューで有名な老舗「去来庵」へ。お庭を眺めながら畳に座って頂くビーフシチューは格別。美しく手入れをされた小庭は、つつじやさつき等の花や木々が四季折々の風情を添えています。創業以来変わらぬシェフが、手間暇をかけてじっくりと煮込んだデミグラス・ソースは、コクがあってまろやか。お肉は口の中に入れると崩れてしまうほどの絶品です。
藤棚の下でひと休み。
ふらっと立ち寄ったのは、英勝寺。こちらはのお寺は通年花が絶えない美しい庭園と生い茂る竹林が見どころ。また鎌倉に存在する唯一の尼寺で、歴史ある建造物も鑑賞できます。このシーズンには美しい藤の花がみられるので、静けさに包まれた庭園を眺めながら、藤棚の下でひと休みしてみては?
絶品、無添加ジェラート。
おやつにはジェラテリア イル・ブリガンテでジェラートを。厳選された自然素材だけを使ったイタリア人シェフこだわりのジェラートは、素材の味が最大限に引き出されていて、なんとも美味。その日の仕入れによってフレーバーのバリエーションも異なるので、お店の前のメニューも要チェック。私が選んだのはジャンドゥーヤとクルミのジェラート。ジャンドゥーヤに入っているお酒とクルミの香ばしさが絶妙にマッチした大人の味でした。
Kanako Shibuya