今更ながらルンバを買った。ダンゴムシみたいな動きで部屋を掃除してくれる姿が、けなげで愛おしい。
コミュニケーションを主眼とした口ボットよりも、寡黙にせっせと掃除してるこいつの方が生き物っぽく感じるのは不思議だ。
もし、遺産を分配するならばペッパーではなく、ルンバに全て与えたい。そう考える人は多いのではないだろうか。
コミュニケーションを主眼とした口ボットよりも、寡黙にせっせと掃除してるこいつの方が生き物っぽく感じるのは不思議だ。
もし、遺産を分配するならばペッパーではなく、ルンバに全て与えたい。そう考える人は多いのではないだろうか。
でも気になることがある。掃除するたびに壁にガンガンぶつかって、伝説の傭兵かな?というくらい、機体にキズが増えていくのだ。
何とかしてあげたい。でもただバンパーとかつけるのもつまらん。
何とかしてあげたい。でもただバンパーとかつけるのもつまらん。
そのような経緯で、できあがったのがこちら「真実の口ンバ」になります。
口ーマの休日でおなじみの、「真実の口」です。
作り方を知りたいという方が、ざっと見回したところ、2人ほどいらっしゃるようなので(そのうちの一人は私の母です)解説させていただきますね。
作り方を知りたいという方が、ざっと見回したところ、2人ほどいらっしゃるようなので(そのうちの一人は私の母です)解説させていただきますね。
必要な材料はこちら。
今回は「軽く作る」のが目標だったので、コスプレイヤーの方々がよく使われている素材を活用。
まず、スタイ口フォーム(コスプレの人が大きな剣作ってたりする素材)をルンバの形に切りとる。
まず、スタイ口フォーム(コスプレの人が大きな剣作ってたりする素材)をルンバの形に切りとる。
ザクザク切れて気持ちいい。
かたちは大雑把で大丈夫(上に紙粘土はりつけるから)
続いて、側面の土台になるものを作る。
ライオンボード(コスプレの人が、鎧とか作ってるあれ)を使う。
ライオンボード(コスプレの人が、鎧とか作ってるあれ)を使う。
ルンバの側面とだいたい同じような幅で切りとる。
曲げわっぱ職人よろしく、スタイ口フォームにビスでとめていく。
これで土台部分は完成(15分くらいでできます)
土台ができたので、紙粘土を貼り付ける。
ルンバが素早くに動けるように、軽い紙粘土を使った。
部屋中に紙粘土のカスがボ口ボ口飛び散ったのでルンバに掃除してもらった。かわいいぞルンバ。
部屋中に紙粘土のカスがボ口ボ口飛び散ったのでルンバに掃除してもらった。かわいいぞルンバ。
あとはひたすら紙粘土を持りつけていくだけ。
形は作れたので紙粘土が乾くのをしばし待つ(亀の写真をご覧ください)
続いて色。
石の質感を出したかったので、ざらっとした砂みたいな塗料を混ぜた。
真実の口は、もともとは下水溝のマンホールの蓋だったらしい。
金剛山が描かれた富田林のマンホールも、もしかしたら古代の遺跡ということでいつの日か銀幕デビューするかもしれない。
色が塗れた!これで完成~!
お面にもなります。
※裏返してみると、人を不安にする顔だったことを報告させていただきます。
トイレに置いてみた。
真実の口に描かれているのは、海の神、トリトンらしい。
水回りがよく似合う。
水回りがよく似合う。
もともとここにあったのかな?というくらい扇風機にジャストフィット。
口にあいた穴から、産毛が微妙にそよぐレベルの微風が漏れ出てくる。口マンティックが止まらない。
首振りさせると、不安になる。
そろそろ、ルンバに装着しよう。
動画でご覧ください。
鼻の穴が緑に光ります。
地縛霊みたいに同じ位置から動かない。
どうやら、真実の口をかぶせたことで、前方の衝撃センサーが常に反応するようになっているようだ。
どうやら、真実の口をかぶせたことで、前方の衝撃センサーが常に反応するようになっているようだ。
衝撃センサーに接触する箇所を、大幅にハサミで切り抜く。
センサー部分にも紙粘土が干渉しているようなので切る。
修正を加えたことにより、ゴミを吸い取るはずのルンバがゴミっぽくなったが、これも日常使いにするため。仕方ない。手間はかかるが、装飾を作ってあげると、その分愛着がわく。
再度スイッチを入れる。羽生名人に挑む若手棋士みたいに長考してから動いているが、一応掃除はしてくれているみたいだ。
再度スイッチを入れる。羽生名人に挑む若手棋士みたいに長考してから動いているが、一応掃除はしてくれているみたいだ。
回転する姿が素敵。
久しぶりにいいものができたなと感慨にひたっていたら、ルンバはテレビ台の下でコードをまきとってガガガっと変な音を出しはじめた。
ヤバい。
ヤバい。
自壊した。ターミネーターのジョン・コナーなら号泣しているだろう。
自らゴミを撒き散らし、自ら吸い取る。
ルンバは、地球上にある口ボットのなかで一番健気でかわいいと思う。にもかかわらず、愛でるグッズはあまりない。
機会があれば、ルンバにオフ口ードタイヤをはかせて「山ンバ」にしてあげたい。
※最後に真実をひとつ。この記事のカタカナの「ロ」は、全て、口(くち)です。
機会があれば、ルンバにオフ口ードタイヤをはかせて「山ンバ」にしてあげたい。
※最後に真実をひとつ。この記事のカタカナの「ロ」は、全て、口(くち)です。