1.無意味な内容でいいから「会話」の量を増やしましょう。
夫婦だけでなく家族間の関係は“、無意味な内容でどれだけ会話できるか”にかかっています。深刻な話題は傷つけ合う危険性が高くなりますから、日々の会話はお天気やスポーツのようなどうでもいいトピックスで盛り上がるのがいい。そして話役と聞き役という役割をできるだけ固定せずに双方向で会話ができるように持っていくといいですね。口下手な男性でも、たとえば“昨日の最高気温は何度だったかしら?”というような、数字で答えられる質問にはきっと答えてくれるはず。(信田さよ子さん)
カップルの間では会話は絶対に必要です。相手がどんなことを考えているのか、自分はどんな人間で、相手に何を求めているのかを、言葉はもちろん、表情や態度などでもお互いに伝える努力をすべき。良好な関係を維持していくためにはつき合い始めが肝心。お互いへの関心が高いときに、しっかりコミュニケーションをとっておけば、後のメンテナンスにかける労力は少なくてすみます。(藤本由香里さん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
2.昔みたいにときめきたい!と思う前に、相手をときめかせる努力を。
相手にときめかない、と嘆くひとは「相手がときめかせてくれない」と相手だけに期待しているのかもしれません。相手に対して感じることは、そのまま自分に対して相手が感じていることだと思った方がいいです。変えたいなら、その方向にまず自分が変わってみる。本当にときめきたいなら、自分自身がときめくために何か行動を起こさないと。相手は自分の鏡です。(藤本由香里さん)
ときめきが減るごとに離婚するわけにはいかないですが、パートナーの魅力を再認識するためにも、まずお互いに離れてみてはどうでしょう? 別居となるとハードルが高いから、週末の1日だけは顔を合わさないですごしてみるとか。そして“ないこと”を想像してみる。“もし彼がいなかったら……”ということを想像してそのまま関係を維持していくことがときめきを感じる以上に価値があると考えたら一緒にいればいいのではないでしょうか。(長沼毅さん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
3.セックスの有無だけに捕われないで。レスでもLOVEな関係は維持できると知りましょう。
人の心の中には誰でも欠けている部分(「心の穴」と僕は呼んでいます)があります。心の穴は幼いころ、自我が固まる前に、親または親代わりに育ててくれた人によってあけられるもの。さびしさや嫉妬などネガティブな感情は心の穴から湧いてきますが、そこには同時にその人にしかない魅力も宿っています。セックスはお互いの心の穴に触れ合い、一瞬ですが埋め合える行為です。自分の心の穴に気づいて受容しているか? 心の穴まで含めて相手を受け入れているか? その問いにイエスと答えられた人ならば、セックスレスでも関係維持は可能です。(二村ヒトシさん)
恋愛関係の二人となると話は異なりますが、日本では夫婦となるとむしろセックスレスのほうが仲の良いケースが多いんですよ。そもそもセックスは食うか食われるかの激しさが伴うもの。家庭の平和を乱すようなものは、持ち込まないほうがいいのでは、とさえ思います。セックス以外のものでお互いの愛を感じられるのであれば、それはそれでとても幸せなことではないでしょうか。もちろん夫婦のどちらかが我慢しているのでなければ、という条件つきですが。(信田さよ子さん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
4.子どもがいても彼にとって魅力的な「女」でいたい——そう願うなら手始めにおしゃれして一人で外出を。
パートナーに共同で育児をするという意識を持ってもらうためにも、夫に子どもを見てもらって一人で外出してみてはどうでしょう? そして彼にとってではなく、自分にとって魅力的な女性になること。誰かに合わせようとする人はまったく魅力的ではありません。相手が何かをしてくれないと不満を持つ前に、自分から能動的に働きかけて、自分がこうありたいという方向に向かって関係を育てていく努力をすることです。(藤本由香里さん)
男性は自分のパートナーが自分以外の男性からチヤホヤされると競争心が刺激されるものです。おしゃれをして外見を磨き、外に出てみては? 恋人や夫婦という関係性は、手間とヒマとカネをかけて育てていかないと消滅します。私は“水やり”と呼んでいるんですが、たんねんに水やりして育てた木はしっかり根をはってちょっとやそっとでは倒れません。反対に水をやらないで育った10年木はすぐに抜けますよ。(長沼毅さん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
5.喧嘩をしたときは「魔法の言葉」でしこりを残さない。
夫婦間で意見の対立があったとき、正しいか間違っているかの判断で動いてはいけません。自分の言葉の正当性を主張し、相手が間違っていると責めては裁判所になってしまう。むやみに責めたり批判したりしないで、相手が言ったことに“そうなんだ〜”と言ってみてはどうでしょう。3回ほど“そうなんだ〜”と繰り返すと、魔法のようにわだかまりが消えますよ。(信田さよ子さん)
言霊ってあるんですよ。口に出したことは本当になってしまう。一番いけないのは、「もう私のことを好きじゃないんでしょ」という一言。ネガティブな表現を避け、こうなってほしいというお願いを具体的に口に出して、二人の関係をいい方向に育てていきましょう。(藤本由香里さん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
6.マンネリセックスを脱したいなら、男女の役割を逆転するテクニックにトライして。
もし今のセックスに不満があるのなら、まず向き合うべきは自分の欲望。自分の欲望を知るために、女が男向けのポルノを見たり、男がBL漫画を読んだり、自分の性意識に対して疑いを持つことがとても役立ちます。また、男女の役割を逆転させるというテクニックも効果的。女は受動的で男に抱かれるもの、という固定観念を捨て、女性が“好きな男を抱いてあげる”気持ちで能動的にセックスすれば、刺激的なだけでなく、自分自身と相手のことを深く理解できて、よりよいセックスになるはずです。(二村ヒトシさん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
7.「会話」と「ホルモンスプレー」で二人の間のベストな距離を保つ。
男女間では距離が近い人たちほどセックスレスになる傾向があります。物理的に近すぎるとストレスを感じますし、心理的に近すぎると相手を他者と見られなくなり、異性としての緊張感が失われる。緊張感とは“相手を失うかもしれないという恐怖”です。失いたくないと願うならば、言葉によるコミュニケーションをはかること。二人の間にほどよい距離感を作るのが会話です。話さなくても相手のことがわかっているような気になる、べったりともたれ合う関係は長続きしません。(信田さよ子さん)
生物としての人間にもなわばりの感覚はありますから、ピタッとくっついているのは互いのストレスになります。ところが哺乳類は、スキンシップによってオキシトシンというホルモンが分泌され、快適さや安らぎを感じることができるんです。オキシトシンは精神を安定させ、他者への信頼と愛情を感じさせます。今はオキシトシン入りのスプレーが通販で購入できますから、狭い空間に二人でいるのが息苦しいようなら、室内にまいてみることも一つの手ですね。(長沼毅さん)
信田さよ子
臨床心理学士。原宿カウンセリングセンター所長。家族や夫婦をはじめ、あらゆる人間関係や依存症に悩む多くの人々をサポートしている。著書は『家族収容所―愛がなくても妻を続けるために』(河出書房新社)ほか多数。
二村ヒトシ
アダルトビデオ監督。セックスやモテのエキスパートとして、恋愛に悩む多くの男女から支持され、さまざまなメディアで活躍中。著書に『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(イースト・プレス)、『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)、『オトコのカラダはキモチいい』(KADOKAWA)などがある。
長沼 毅
生物学者、広島大学准教授。地球科学全般を得意とし、生物としての男と女についても独自のセオリーを持つ。著書に『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル)などがある。最近ではテレビのコメンテーターとしても話題。
藤本由香里
漫画研究家、明治大学国際日本学部教授。元筑摩書房編集者。漫画評論をはじめ、ジェンダー論、家族論などの研究を行う。また、国際的にもマンガ市場の国際比較を行うなど活躍の場を広げている。著書は『きわきわ<痛み>をめぐる物語』(亜紀書房)『大島弓子にあこがれて』(共著・ブックマン)など。
Illustration:Maiko Sembokuya at CWC Text:Motoko Jitsukawa Editor: Yaka Matsumoto, Yu Soga