シエナ・ミラー ジオメトリック柄でレッドカーペットに遊び心を。
このところキャリアが絶好調のシエナは、ガス・ヴァン・サント監督の『Sea of Trees(原題)』のプレミアに参加。ヴァレンティノのパッチワークスタイルのドレスでレッドカーペットに更なる色を添えた。クラシックに寄りがちなカンヌのレッドカーペットに遊び心を加えた着こなしで個性を主張した。ナチュラルなヘアメイクも好感度大。
エマ・ストーン 小悪魔的魅力に回帰するブラック・ミニ。
ちょっぴり意地悪そうな表情のエマ・ストーン。ウディ・アレン監督の新作『Irrational Man(原題)』のプロモーションを兼ねてカンヌ入りした彼女は、彼女を世界的に有名にしたそんな小悪魔的ルックスを思い出させるオスカー・デ・ラ・レンタのブラックのレースドレスでフォトコールに。ブラックとフェミニンなレースのギャップがより一層の彼女の魅力を引き立てた。
ナタリー・ポートマン 重厚感のあるクチュールドレスで、監督としての存在感をアピール。
『A Tale of Love and Darkness(原題)』で監督デビューを飾ったナタリーが、出演者たちとレッドカーペットに登場。そんな晴れ舞台には、高級感溢れる素材とシルエットが美しい、クリスチャン・ディオールのオートクチュールドレスを着用。目立ちすぎず、でも気品と存在感をしっかりアピールする絶妙なフィット&フレアスタイルはカンヌという舞台にぴったり! ヘアもすっきりとまとめてジュエリーの輝きを目立たせて。
シャーリーズ・セロン 圧巻のイエローで銀幕女優の輝きを。
「ハリウッドスター」という形容がぴったりの、完璧な女優スタイルでレッドカーペットに降臨したのはシャーリーズ・セロン。クリスチャン・ディオールの鮮やかなイエローのクチュールドレスに、ショパールのジュエリーたちがこれでもかという華を添える。ブロンドヘアに180センチ越えのシャーリーズの迫力ボデイも合わせて、圧倒的な存在感を植えつけた。
ケイト・ブランシェット ドラマティックなプリントドレスの堂々たる着こなし。
50年代のNYを舞台に、女性の同性愛を描いた話題作『Carol(原題)』のプレミアに、主演のケイト・ブランシェットが選んだのはジャイルズのボリューミーなドレス。ミッドナイトブルーで描かれているのは無限に広がる宇宙空間かのような深みを感じさせる。ゴージャスなフォルムを完璧に着こなすケイトの優美さと、ドレス負けしない存在感には感服の一言!
ダイアン・クルーガー アートなドレスでエレガントにスパイスアップ。
ダイアンはサイドがシースルーになったプラダのアーティスティックなホルタードレスで観客たちを魅了。いつもながらエレガントでクラッシーなスタイリングを見せてくれた。コーデの総仕上げは、ハリー・ウィンストンのジュエリーとブルーのクラッチで!
ルピタ・ニョンゴ 「色」で遊ぶ達人はナチュラルなグリーンをチョイス!
昨年のアカデミー賞ではオスカー像だけでなく、ベストドレッサー賞の称号まで受賞したルピタ・ニョンゴ。ブルーやオレンジ、パープルなど毎年カラフルなドレスを楽しげに着こなす彼女は、今年も例外なく「色物」をチョイス。グッチの鮮やかなグリーンと彼女の肌色とのコントラストも美しい。ショパールのジュエリーがドレスのモチーフとシンクロして、輝きと言う名の花を咲かせた。
レア・セドゥ 奥ゆかしさを感じさせるブルー。
レアが『The Lobster(原題)』のプレミアで選んだのは、彼女のスキントーンと抜群の相性を誇るミュウ ミュウのドレス。袖や裾をビジューで縁取ったドレスは、ミニマルなシルエットだけれど華やかさを忘れない。そしてコーディネイトのポイントとなったのはなんといってもショパールの輝かしいイヤリング。カンヌ映画祭68回目を記念して68個のピースを組み合わせてできているのだとか。
映画祭オープニングで魅せた、大人シックなドレスアップ。
今年のアカデミー賞の覇者ジュリアン・ムーアは、オープニングセレモニーに登場。フェザー装飾がほどこされたトップに、スワロフスキー(SWAROVSKI)刺繍がアクセントになったアルマーニ・プリヴェの美しいドレスで会場を沸かせた。そんなダークなドレスに色を添えたのがショパール(CHOPARD)のエメラルドイヤリング。アカデミー賞女優らしい自信とオーラを感じさせるコーデを披露してくれた。
Text: Rieko Shibazaki