ホタテさんの状況 | あるべき姿に

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この地域で誇りを持って生きていくために!!

今年度ホタテの水揚量は、昨年からは2倍、震災前からは6割ほどまでに復活しております。


喜ばしいことですよね。そして単に数量だけが増えているのではなく、質の良い大きなホタテが多いのも嬉しいことです。


浜値も震災前の1.2倍です。数字上は漁師さんの身入りもよくなっております。


数字だけ見れば、岩手のホタテの売れ行きは良いと判断されるでしょうね。


でも小売りの担当者さんに聞くとその限りではないんです。


浜値が三陸よりも安い北海道のホタテを高く仕入れている小売りさんが多いと思います。


三陸の課題はここにあります。ここで大切なのは他者を否定するわけではなく、自分たちの強みをお伝えすることです。


ほとんどの小売りは売れているものを売るわけです。当然です。新しいことにチャレンジするところは僅かです。でも僅かはあるわけです。


最初はその僅かを大切にするわけです。売れているものになれば、だまっていても売れるわけですからね。


先日、小売りに並んでいる写真を見させて頂きました。北海道の大きな天然ホタテが1枚800円。三陸の中くらいホタテが2枚で600円。


多分、この小売りでは北海道と同じ大きさのホタテを並べても、三陸のホタテを安く販売すると思います。


この写真を見て、何かを感じる三陸人が増えればと思ってます。まずは「おかしい」って思うところからスタートだと思います。


ここ数年でインパクトを与えます。あるべき姿に近づけます。








ホタテ屋復興までの道のり
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